New Video: "OOLKA's Theme: オトナ対応お見事〜"

ウールカのテーマ:リリック・ムービーを公開しました!(地元のアート学院の生徒さんたちに作ってもらいました。多謝!)

【喜びも悲しみも…怒りさえも自分のものに】

ウールカのテーマ・ソング的に出来た曲「OOLKA's Theme: オトナ対応お見事」ですが、そのちょっとナナメなタイトルとは裏腹に、結構真面目に色々なことを考えながら書いたわけです。

大人とは何ぞや?単に20歳過ぎて成人すれば大人なのかって、そうではないですよね。少なくとも私の考える大人って「自立」とか「自律」がキーワードになります。

後者は字の如く「自分を律することが出来る人」。最近、書店で『自分を躾ける』という本を見かけましたが、時に自らを躾け自らを育む姿勢が問われていると思います。ただし、日本語で「躾ける」というと単に「我慢する」イメージが強いですが、本来は「小慣れさせる」というニュアンスで毎日少しづつの繰り返しの中で「上手に、発散(表現)させたり抑えたり、抑揚を自分でコントロール出来ること」なのかな、と自分の中では捉えています。

ちょっと難しいのは前者の「自立」の方で、もちろん経済的な自立の意味もありますが…ともあれ、色々な意味で自立すればするほど、実は、人間一人では生きていけないのが逆によくよく分かってきますよね。それで、もっと内面に則して言うなら「自立」って何なのか考えたとき、それって自分の周りに起こる問題を自分のものに出来ているかどうかではないかと思ったわけです。

私個人のセオリーとして「人生ものすごい辛い経験をしている人ほど、全くそれを感じさせない」という経験則があります。フットワークの軽さと脈絡のない人脈が私の宝であると思っているのですが、その中で、私が出会った魅力的な人達って、皆んな「喜びも悲しみも…怒りさえも全て自分のものとしている人」なんです。

そういう風に、問題を自分事として捉えている人の愚痴や弱音は沢山聞いても、全然嫌じゃないし疲れない。で、表ではグッと堪えて笑って、時に悪役買って、それがその人の優しさだったりする。

それって最高にカッコ良くて、愛おしくて、エールを送りたくなる!そんな事をつぶさに考えながら作った曲です。是非、聴いてね!

Aiko Umeda